
白いかぶせ物、詰め物を入れたい
当院では、多岐にわたる審美歯科と言われるカテゴリーの中でも、特にセラミックスを使用した審美的な補綴装置(被せ物)の治療に力をいれています。
単なる色や形だけでなく、BTAテクニックやBOPTテクニックという、歯肉の形態をも改善させるという新たな考え方で開発された最新の技術を使用し、特に”歯肉との調和”を重視した、これまでの従来型審美補綴装置とは全く異なる審美補綴治療を行っております。 従来型補綴装置では不可能/困難とされたケースでも審美的改善ができる事例が増えてきています。
(院長は歯科審美学会の認定医であり、また所属する審美歯科BTAテクニック研究会の理事として、研究・普及活動も行っています)
メタルフリーのメリット
・金属アレルギーの心配がない
(保険の金属の主成分の一つであるパラジウムはドイツでは使用しないよう勧告されており、
世界の歯科界ではパラジウムフリーはもちろん、金属を使わないメタルフリーが常識になりつつあります)
・歯ぐきが下がってきた時にかぶせ物のとの継ぎ目に黒い線が出てこない。
・歯ぐきに溶け出した金属による着色が起きない。
・セラミックの表面は、金属や樹脂よりもプラーク(歯垢)が付着しにくい。
・CTやMRI撮影時の画像の異常陰影や歪みがほとんどでない。
・セラミックの場合は変色の心配がない。
・コンポジットレジン、保険CAD/CAM冠と比べて耐久性がある。
(コンポジットレジン修復物は統計上5年程度で再治療になるという文献も)
メタルフリーのデメリット
・金属と違い、割れたり欠けたりする場合がある。
・強度と色調を良くするため、歯の切削量が大きくなる。
・金属のものよりも脱離しやすい
「BOPTコンセプトクラウン *一部BTAテクニック併用(ジルコニアプレミアム 使用) 」
上の歯の前の変色や歯軸のズレなど、見た目の障害を主訴に来院されました。
神経を取った歯の変色や、歯が右側に曲がっていたり、右上の側切歯(真ん中から二番目の歯)が奥に引っ込んでいます。
通常であれば、矯正や抜歯とブリッジなどの治療法が考えられるケースで、被せ物だけの改善は困難な症例です。
当院で施術している、BOPTコンセプトクラウンとBTAテクニックを併用することにより、被せ物だけで、歯の色調や形態だけでなく、歯肉の左右の対称性も改善し審美性の改善を行いました。 被せ物のみで治療を行ったため、抜歯や矯正など、侵襲もできるかぎり抑えています。
また、BOPTコンセプトにより、左側の犬歯にみられるような歯肉の退縮と被せ物と歯の継ぎ目の露出が従来法の被せ物では発生しやすく、1年で50%近い歯にこの露出が起こるという報告がありますが、BOPTコンセプトによる施術を行った場合、露出率が大幅に低くなるという研究があり、従来法よりも長期間審美性を維持できる技法としても特にヨーロッパにおいて注目されているテクニックです。 歯肉が下がりにくいだけでなく、従来法の被せ物よりも歯周炎の発生を低下させるメリットもあります。
当院では、このような被せ物と歯の継ぎ目の露出(特に黒くなっているものは、ブラックマージンと呼ばれます)の審美性改善を希望し、BOPTコンセプトによる被せ物を希望される方が増えております。
近年、日本でも注目され始め日本の歯科医師向け雑誌や書籍でも紹介され始めました。 院長は日本でも注目され始める前より本法に積極的に取り組んでおります。
セラミックスクラウンのタイプ別の違いについて
[ノーマル]
セラミックスの原材料に規格の色が付与されており、できるだけ歯に近い色を選択しますが、個別に色調の調整は行わない、もしくは軽微な調整に限定されます。
[ハイグレード]
当院が認めた高い技術力を持つ歯科技工士が、写真や目視を参考に、色調の調整を行います。
[プレミアム]
セラミックス技工のスペシャリストであり、多数の芸能人の歯を手がけておられる、非常に高い技術と芸術的センスを持ったデンタルテクニシャン(歯科技工士)の方が作製いたします。
[ジルライト]
歯の色は選べないことや、1歯のみに限定されブリッジには適応できませんが、治療・技工工程の見直しや使用材料のグレードを下げることなどの企業努力によりこの価格が実現できました。とにかく銀歯はイヤだという方に。
「治療例2(BTAテクニック+ラミネートベニア eーmax プレミアム)」
どこの歯にいれているかおわかりになりましたか? これも治療例1同じ技工士さんに作成いただいたものです。(上顎に2本入っています)
| ハイブリッド | メタルボンド | ゴールド | ジルコニア | E-MAX | |
|---|---|---|---|---|---|
| 素材 | 金属のフレームにプラスチックとセラミックの混合素材を貼り付けたもの | 金属のフレームにセラミックを焼き付けたもの | 歯科用金合金 | 金属を使わない、セラミックだけの素材 | 金属を使わない、セラミックだけの素材 |
| オススメ 適応部位 |
小臼歯 大臼歯 | 全歯適応 | 小臼歯 大臼歯 | 全歯適応 ecoタイプは臼歯部適応 | 前歯 小臼歯 |
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| メリット | ・天然歯に近い硬さでかみ合う歯に優しい素材。 | ・天然歯と調和した色合いと透明感がある。 ・強度があり、ほとんどの歯に適当できる。 | ・適度な強度と延性があり、ほとんどの歯に対応できる。 ・機能的に最もすぐれており、適合も最も良い | ・天然歯に近い自然な色調。 ・変色せず、美しさが長期間持続する。 ・耐久性に優れる。 ・メタルフリー。 | ・天然歯に近い自然な色調。最も透明感がある。 ・変色せず、美しさが長期間持続する。 ・メタルフリー。 |
| デメリット | ・金属の裏打ちがあるので、歯ぐきとの境目にメタルラインが出ることがある。 ・歯ぐきに金属色が付くことがある。 ・時間が経つと変色することがある。 ・セラミックより摩耗・破折しやすい。 | ・金属の裏打ちがあるので、歯ぐきとの境目にメタルラインが出ることがある。 ・歯ぐきに金属色が付くことがある。 | ・金属のため、審美性に劣る。(ハイブリッドクラウン、メタルボンドのフレームとして使用可能。+1.5万円) | ・ecoタイプは、もとから色のついたものを使用するため、色調の調整が困難。 ・築盛タイプはecoタイプよりやや強度が劣る。 | ・ジルコニアより強度が落ちるため、力のかかる大臼歯には不向き。 |
| 審美性 | ★★★ | ★★★★ | ★ | ★★★★ | ★★★★ |
| 耐久性 | ★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ |
| 安全性 | ★★ | ★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
| 料 金 | 料金表のページをご覧ください | ||||
審美歯科について
保険治療は、原則として身体が痛む等現在の症状の治療に必要なものしか認められておらず、見た目に関する(審美)治療はほとんど考慮されていません。また、保険療養規則や診療報酬規定から考えても長期的に保つということは到底考慮されていないと言っても過言ではありません。
審美治療における保険適用の治療との一番の違いはかけられる手間と材料にあります。 保険適用で唯一審美的だと言えるものは、プラスチック素材のレジンというものだけとなりますが、それも適応部位に条件があったり、素材の限界から不向きな場所も多くあります。そもそも金属以外の選択肢がない場合もあります。 レジンは経年劣化が早く、飲食物の影響などで変色してしまいます。 また強度も弱く摩耗したり破損してしまうことも日常診療上よく見られることであり、二次虫歯になっていたり、摩耗による咬合の喪失から再治療が必要になることはしょっちゅうです。ですので、保険治療では「審美歯科」と言えるような治療は、いろいろな制限のためできることはごくわずかなものしかありません。
保険適用外の審美歯科は価格は高くなってしまいますが、セラミックを主に使用し強度も強く耐久性にも優れており、表面性状の違いから歯垢も付着しにくいと言われております。金属アレルギーを起こす心配もございません。
しかしながら、保険治療でも、メタル(金属)によるものは、耐久力もあり何よりもコストパフォーマンスという面から見れば決して一概に否定する治療法ではありません。 強度や耐久性の問題がある箇所の治療に保険治療を選択される方には、保険で認可された金属は決して良いと言えるものではありませんが、金属での治療をおすすめすることも少なくありません。
東京の赤坂フォーラムデンタルクリニック院長で日本歯科審美学会の理事も勤めておられる、坪田健嗣先生が考案されたテクニックで、単なるクラウンやラミネートベニアで歯の形態・色調を改善するだけでなく、歯肉のラインまでを美しくする最新の審美治療治療です。歯・歯肉の審美性だけでなく、従来の補綴装置では難しかった健康な歯肉を維持し、歯肉退縮しにくくなる効果もあります。
治療期間も通常のオールセラミックの補綴の場合とほとんど変りません。
審美治療の学会でも注目されつつありますが、新しい技術のため、現在BTAテクニックを施術できる医院は全国でも数えるほどしかありません。
こんな症状にBTAテクニック®が有効です。
・歯肉のラインが歯ごとにバラバラで揃っておらず気になる方
・内側に入っている歯の審美性を補綴的な改善で考えておられる方
・すでにクラウンをしているが、オーバーブラッシングで歯肉退縮がみられる歯でこれ以上の退縮を防ぎたい。
・歯肉縁より深くまで虫歯や破折が進んでおり、なんとか保存はしたが、歯ぐきに悪影響がでるかもしれないと言われた、もしくは出ている歯
などでお悩みでしたら、BTAテクニック®にて改善できる可能性があります。ご相談ください。
歯を保存するためにもBTAテクニック®は有効
歯を保存するためにもBTAテクニック®は有効です。
下の奥歯、深い虫歯で写真のように歯の分岐部を破壊するほどでした。通常であれば、抜歯をするか、保存するとしても分岐部から2本の歯に分割し、清掃性を重視した不自然な形態のクラウンとし、難しい特別なセルフケアが必要ですが、BTAテクニックを応用することにより、不自然な形態とならず、また特別なセルフケアも必要とせず安定した歯肉を得ることができます。
なお、BTAテクニック®は、生体安定性の観点から使用する材料において制限がありセラミック系の補綴装置でしか使用できません。また、大変手間がかかるテクニックですので、通常の料金に加えてBTAテクニック加算料が必要となります。
BOPT(Biologically Oriented Preparation Technique) テクニックとは?
最新の審美補綴治療である、歯肉の形態までを整えるテクニックとしてイタリア人歯科医師である、Dr.Ignazio Loiが考案したBOPTテクニックにつきましても施術可能です。
ヨーロッパではスタンダートになりつつあるテクニックですが、日本ではほとんど知られておらず、正式なBOPTテクニックを施術できる歯科医師も数えるほどしかおりません。(日本では知っている先生でも、歯を削るテクニックの一つであるという間違った認識をされていることが多いです)
歯肉の形態をコントロールし、健康で安定した退縮しにくい歯肉になるという、BTAテクニックと似ているところも多いですが、
➀従来のセラミック治療と比べて歯を削る量がすこし少ない。
➁歯肉退縮した歯に使用し、結合組織移植術などの手術を行わず、歯肉の歯冠方向への伸展回復と安定を得ることができる場合がある。(BTAテクニックは歯冠方向への伸展は難しいです。従来の補綴方法ではほとんどできません)
➂全てのセラミックスクラウンに適応することが可能。また、歯茎部がえぐれているような楔状欠損(WSD)の歯の充填修復にも有効です。
以上が大きな違いであり特徴です。 歯肉の成長や伸展を確認しながらになりますので、削ってから装着までの期間はかなりかかります。
↑ジルコニア(オールセラミックス)ブリッジ・BOPTテクニック使用
一番奥の歯がないところはオベイドポンティックと言われる、通常のブリッジでは困難な歯肉との一体感を持たせる手法を用いております。
院長は、開発者のDr.Loiより直接師事を受けた鈴木歯科医院院長の鈴木久史先生より直接指導を受け、正式なBOPTテクニックを普及する活動を行っている、鈴木先生が主宰しDr.Loiも顧問をされておられる、BOPT JAPANに所属し、BOPTテクニックを施術しております。
歯を白くしたい
ホワイトニング
カウンセリングで患者さんと相談しながらホワイトニングを行う本数、明るさを決めます。 歯が白くなると、お顔の印象が明るくなりますよ!
>>詳しくはこちらのページ
クリーニング
歯磨きではとりきれない歯の汚れ、着色など手ごわい汚れをプロに任せてみませんか。クリニックで、お口のキレイと健康を。
>>詳しくはこちらのページ
ウォーキングブリーチ
歯の神経が死んでしまい変色した歯の漂白を行います。(自費診療となります)
薬品については、国産のものより効果が高く、副作用の痛みもでにくく、また使用感に優れるものをアメリカより輸入して使用しております。シリンジタイプで各個人毎に使用しているため、初回はシリンジ1本分購入していただき、2回目以降は交換料金とさせていただいております。
初回・薬品代込み ¥10,000(再診料込み)
2回目以降 ¥2,700(再診料込み)
歯ぐきの着色が気になる
ケミカルピーリング
フェノールという薬品を用いて、歯ぐきの黒ずみを除去します。3日~1週間で薬品を塗ったところの上皮が剥がれ下からピンク色の歯ぐきが再生してきます。
上、または下のはぐき ¥5,000
上下のはぐき ¥8,000
※金属による着色(メタルタトゥー)については、ピーリングできません。
切除が適応となります。

























