先月、東京で行われた審美歯科BTA研究会の勉強会にて、新素材ペクトンを使用した症例について発表させていただきました。日本での販売会社の方も来られており、情報交換もさせていただきました。 なお、この素材をBTAテクニックに応用したのは世界初となります。 セラミックを使用していないため、審美的補綴にはあまり向いておりませんので、後述のペクトンコア+セラミック冠の方が審美的にはよいかと思います。
現在、当院ではペクトンを使用したコア(歯の土台)の提供を行っております。
ショックアブソーバ(衝撃吸収)力があり、頭蓋骨の欠損部に使用するなど生体内でも使用が可能な安全性の高い素材です。現在提供しておりますグラスファイバーを使用したファイバーコアと比較し、衝撃吸収力の向上とモノブロック作製による物性の向上(壊れにくい)が特徴です。
自由診療にて、25,000円(1歯・税別)にて提供しております。
審美歯科BTA研究会では、歯科医師、歯科技工士、歯科衛生士向けに、スペシャルセミナーを開催を予定しております。
9月東京、10月大阪で、歯肉形態まで整える審美補綴をテーマに、BTAテクニック(坪田先生)、BOPTテクニック(鈴木先生・東京のみ)、Sシェイププロファイルテクニック(行田先生)についてのセミナーだけでなく、大阪会場では先田先生による難救歯症例などの症例発表を予定しております。 当院でも保存困難な歯の保存には力を入れており、審美症例のみならず保存目的にも歯肉の安定が得られやすいBTAテクニックを活用させていただいております。
院長も当研究会の理事を務めており、実行委員として開催準備に当たっております。