矯正歯科診療の開始に向けて

17日火曜日は臨時休診とさせていただきまして、レントゲン機器の改修工事を行っておりました。

成人矯正歯科(ワイヤーなどをつかった歯列矯正)診療を始めるにあたって、セファログラムと呼ばれる、規格X線写真を撮影できるようにするため、現在のCT/パノラマX線撮影装置の改修工事をメーカーさんに行っていただきました。

規格X線写真の撮影は本格的な矯正診療を行うには必須の装置です。高額な設備投資であり、開業当初より導入時期を検討しておりましたが、この度念願かない導入することができました。

成人矯正診療については、2020年2月ころの開始を目処に準備を進めております。

2月の矯正診療開始の初日は当院の矯正歯科診療を担当いただく先生による、無料矯正歯科相談会の開催を予定しております。

コーヌステレスコープ義歯の勉強会

友人の歯科医師、先田先生も講演された、コーヌステレスコープ義歯の勉強会。

コーヌス義歯(テレスコープ義歯)とは、歯に内冠と呼ばれる台形の冠を被せ、さらにその上から外冠と言われる冠をつけた義歯で装着する義歯です。

言葉で説明すると難しいのですが、取り外しができる被せ物と義歯が一体化したような義歯です。

制作上精度がシビアであったり、設計が難しい、また高額になってしまうということはありますが、通常の義歯と違い、粘膜で支えるのではなく、歯の組織で支えるため、噛み心地良く、また残存歯にかかる負担も少ないと言われています。 バネも使わないため、審美性にも勝ります。

金属を使わない、ジルコニア・コーヌス義歯も作製可能です。

ご興味あります方はご相談ください。

日本歯科審美学会学術大会で発表してまいりました。

木津川市城山台 西歯科クリニック 院長の西です。

第30回 日本歯科審美学会 学術大会にて当院で取り組んでいる最新の審美歯科テクニックである、BTAテクニックについての発表を行ってきました。

また、スプリントデンチャーと言われる、咬合崩壊症例への早期の審美機能回復を行う義歯についての発表についても共著者となっているものがあります。

これまでであれば、歯肉のボリュームの回復には結合組織移植術を、歯肉を歯の頭の方向に成長させるには、歯肉歯冠側移動術、結合組織移植術を両者とも外科手術を用いなければできなったことを、BTAテクニックにより手術をせずに形態やボリュームの回復を行った症例について発表してきました。

「本当に手術をしていないのか」「方法を詳しく知りたい」などの質問もあり、まだまだこれから知られていくテクニックです。これも当院で行っているBOPTテクニックを用いても同様の結果を得ることが可能です。(BTAテクニックが可能なケースについては、ほとんどの場合BOPTテクニックを用いるよりもBTAテクニックの方が期間が短く済みます)

今後もBTA/BOPTテクニックについては引き続き積極的に取り組み、患者さんへの提供だけでなく、研究・普及活動も行って参ります。