知らぬ間に骨が溶ける?喫煙者のお口リスク

 

こんにちは。院長の西です。
年末年始の準備でバタバタと忙しいこの季節。
その中でも、恐らく皆さんも行う大掃除ですが、
もともとは12月13日になると行われていた
「すす払い」という行事が由来となっており、
「正月事始め」の一環として
新年を迎えるための習慣だったそうです。

 

そんな年に一度の大掃除ですが、
実際には日頃からこまめに掃除をしていれば、
手間も時間も少なく済みます。

 

そしてそれは、歯のお掃除も同じこと。

 

実は、普段からお口の中をきれいな状態にできていないと、
お口の中の細菌がどんどん増え
『歯周病』や『むし歯』のリスクが確実に高まります。

 

特にタバコを吸う方は、
『歯周病』に対して十分な注意が必要です。

 

そこで今回は、
タバコとお口の関係についてお話したいと思います。

 

 

 

◆気づいたときにはもう手遅れ

 

歯周病を「ただ歯ぐきが腫れるだけの病気」
と考えている方がいらっしゃいますが、
それは大きな間違いです。

 

歯周病は
歯と歯ぐきの間に歯周病菌が入り込み、
腫れ出血を伴いながら、
やがては歯を支える骨を溶かしてしまう
恐ろしい病気です。

 

 

骨が溶けてしまうと、
当然それに支えられていた歯は抜けてしまいます。

 

実は、歯が抜けてしまう原因のNo.1は、
「むし歯」ではなく
「歯周病」なのです。

 

 

歯周病で歯を失う原因としては
「自覚症状の少なさ」が挙げられます。

 

唯一とも言える自覚症状は「歯ぐきの出血」。

 

もし、出血がいつまでも続いているようだと、
歯を支えている骨が溶け始めている可能性が高いので、
今すぐにでも歯科に相談してください。

 

 

 

ところが、

 

そんな唯一の自覚症状とも言える
「出血」すら気づかなくさせるのが「タバコ」です。

 

 

タバコに含まれる有害物質は、
歯ぐきの血流悪化を引き起こし、
出血しにくくなるため
歯周病に気づきにくくなってしまうのです。

 

 

それだけではありません。

 

血流が悪いということは、
細菌と戦う力が衰えることを意味しますので、
歯周病菌がどんどん増えていきます。

 

 

「ようやく気づいたころには、
もう骨がすっかり溶けてしまっている」

 

喫煙者にはこうしたリスクがあることを
しっかり覚えておいてください。

 

 

 

 

◆全身疾患につながる可能性も…

 

このように、タバコは歯周病を悪化させますが、
歯周病の悪影響は口腔内だけではありません。

 

歯ぐきから侵入した細菌が血管に入り、
全身にまわることで、
・心臓疾患
・脳血管疾患
・認知症
・糖尿病
・がん
・早産
・低体重児など、

様々な病気に関わっていることが知られています。

 

 

このように、タバコは肺がんや歯周病だけでなく、
全身疾患を悪化させる引き金になり得るのです。

 

 

 

 

 

◆禁煙は歯の治療に大切なこと

 

「自分はもう歯周病になってしまったから
関係ない!」

と思われた方も、まだ遅くありません!

 

ある程度進行した歯周病にも禁煙は有効なので、
ぜひチャレンジしてみましょう。

 

禁煙をすると歯ぐきの状態が回復して、
歯周病のリスクが下がります。

 

さらに、
歯周病を予防することが全身疾患の予防になり、
ひいては健康な人生をおくることにもつながっていきます。

 

 

 

 

 

また、喫煙をしている方は、
自覚症状が少ないため、
必ず
定期的に歯科で検診を受けてください。

 

検診では歯周病のチェックのほか、
歯周病菌のすみかとなっている歯石を取り除いたり、
歯にこびりついたヤニを取り除いたりすることもできます。

 

疾患の早期発見・予防・見た目の改善など、
様々なメリットがありますので、
ぜひ定期的なご来院をお待ちしております。

 

 

 

西歯科クリニック
〒619-0218
京都府木津川市城山台1-14-1
TEL:0774-73-6767
URL:https://nishi-dc.net/
Googleマップ:https://g.page/r/Cc3Hg9g0lXoXEAE?gm

勉強と、家族サービスと。

こんにちは。院長の西です。
今月は様々ありました。

 

①マイクロスコープ(歯科用手術用顕微鏡)のセミナーに
参加してまいりました。

顕微鏡歯科、根管治療で高名な先生のセミナーコースの
スタートアップセミナーと実習を受講しました。
今後ステップアップコースも受講していく予定なので、
まずはスタートセミナーから。

医院ではマイクロスコープを導入しているのですが
我流で使わず、正しく最大限に機能を活かせるようにしたいとの思いで
受講です。
セミナーでの学びはもちろん、診療時間外には実際に使っての練習も行っております。
努力あるのみです。

健康保険では制約が多すぎる根管治療(歯の根っこの治療)ですが
今後はそのような制約から解放された自由診療による
高度な根管治療も患者様へご提供していく予定です。

 

②用事があって滋賀県長浜市へ行ってきました。

開業前までは滋賀県長浜市の歯科に勤務しておりました。
今回は用事があり、家族を連れて滋賀県へ。

用までの間、
ヤンマーミュージアムでショベルカーを操縦したり
船になるバスに乗って琵琶湖のミニクルーズをしたり
住んでいた時にはよく行っていたお店に食事に行ったり
大好物のサラダパンを買い込んだりと、
せっかくなのでしっかり家族で楽しみました!
余談ですが、ヤンマーの創業者は長浜出身です。

住んでいた期間は三年間だけでしたが、
とても愛着のある街です。

 

 

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歯が痛くても、歯が悪いとは限りません。重大な病気のこともあります。

木津川市城山台 西歯科クリニック 院長の西です。

 

先日、こんなことがありました。

 

1年少し前に、「上の歯が痛い」と来院された方がおられました。

口腔内審査やパノラマX線写真撮影などを行いますが、痛みの原因がはっきりしません。

痛みの性状や発生する状況など、詳しい問診を改めて行いました。

「階段を降りたりするような震動で歯に痛みがある」「右の歯の根元あたりから目の下あたりにかけて押すと痛みがある。感覚も鈍い」、「目に押されるような痛みがある」など

以上のことから、歯が原因ではなく、急性の副鼻腔炎を疑いました。 また、目に押されるような痛みがあるとのことで、視神経を圧迫するような進行性の高い急性副鼻腔炎の可能性があり、失明など視覚障害をきたす可能性もあることから、すぐに耳鼻科を受診するように指示しました。

14年在籍した歯科口腔外科での経験や知識から、かなり危険性が高い状態であると判断し早急に受診を促しました。 かかっている耳鼻科があるとのことで、診療情報提供書(よく紹介状などと言われるものです)は希望されず発行はしませんでした(本来は発行したほうがよいものですが、保険適応とは言え費用がかかることもあり、拒否されることも時々あります)

 

そして、1年以上経った先日、再び来院されました。

 

かかった耳鼻科で当院で言われたことを伝えた上で診察されたそうですが、すぐに総合病院の耳鼻科をさらに紹介され受診。検査を行ったところ、「悪性リンパ腫」という血液のガンの一種であることがわかりました。 腫瘍が視神経を障害し、失明寸前の状態まで進行していたとのことです。

 

すぐに抗がん剤による治療が開始され、今も治療は続いているものの体力もだいぶ回復し当院に通院できるぐらいになり、がん治療中に入れ歯が合わなくなってしまったこともあり、当院に再来院してくださったとのことでした。

「あの時、すぐに耳鼻科を受診してもらうように勧めてもらわなければ、今頃どうなっていたかと…」とお言葉を頂きました。

振動で歯が響くという、副鼻腔疾患でよくある症状ですが、副鼻腔(上顎洞)の炎症が歯の神経を刺激したり圧迫して起こる症状ですので、歯の神経を取る治療を行ったらこの症状は消えます。 しかし、歯が原因ではないためオーバートリートメント(必要のない過剰治療)であり、原因の副鼻腔疾患の治療で改善が期待できるものです。

それに、あの時、「しばらく様子を見ましょう」や「歯の治療をまずやってみましょう」と、貴重な時間を浪費してしまっていたら、今頃どうなっていたことでしょうか。

 

過去にあった副鼻腔炎や上顎癌の治療経験や、先人の先生方の症例報告などの記憶、それらに基づく「歯科医師としての”何かあやしい、危ないなという勘”」から、躊躇せず専門の科に紹介して良かったと思います。

 

「歯が痛い」と感じても、それが歯や歯を支える組織が原因であるとは限りません。 歯が原因でないことも別に珍しいものではありません。 歯の根の治療で有名な先生の歯科医院には各地から痛みが引かない難治性の患者さんが数多く紹介されて来院されますが、約半数は「原因は歯ではなかった」そうです。 その痛みは「歯が原因なのか」という鑑別が非常に重要であり、必要のない治療を行うだけでなく、治りもしないことになると、ことあるごとに言っておられます。

自分も大学の口腔外科所属時には口腔外科疾患全般を治療しておりましたが、その中でも日本顎関節学会の専門医の認定を取得できたほど、顎関節症が自身の専門でした。 顎関節症の治療には顎関節症なのかそうでないのかの鑑別が非常に重要であり、とくに顎顔面痛との鑑別疾患は非常に重要です。

 

BTAテクニック、BOPTコンセプトを用いた審美歯科治療について

木津川市城山台 西歯科クリニック 院長の西です。
 上の前歯4本をBOPTコンセプトクラウンに一部BTAテクニックを併用し審美歯科治療を行いました。 歯の色や形だけではなく、歯肉の高さや形態にご注目ください。
 このような歯の傾きが異なっていたりして、歯肉形態の左右対称性がない場合など、BOPTコンセプトやBTAテクニックは非常に有効です。
 これまではこのように歯肉形態を変えようとすると、”歯肉移動術”や”結合組織移植術”、矯正治療など大がかりな術式が必要でしたが、 クラウン(被せ物)だけでこのように治療が可能です。
 歯の色や形は、正直なところ技工士さんのレベルと費用をかければ高レベルの仕上がりは期待できますが、歯肉の形態まで整えようとした場合は、通常の方法では歯肉の外科処置が必要となることも少なくありません。
 矯正治療を用いたり、インプラント治療なども一つの手法ですが、期間や費用がかかったり、意図しない抜歯が必要になったりすることもあります。
 全ての歯を同時に治療し、全顎的に審美改善を行う方法は総合的な改善を図れるものの、費用が大きくかかるため、可能であればこのように効果の高い場所に限定して治療を行い、費用を抑えるのも方法です。
(実は、一度に多くの歯を治療するよりも、少数歯のみの治療の方が他の歯と色を合わせたりバランスを取るのは難しくなるのですが…)
 BTAテクニック、BOPTコンセプトは歯だけでなく歯肉との調和も考慮した、次世代の補綴術式です。
 また、審美性だけでなく、従来の方法と比べて歯肉の厚みを増し歯肉退縮を防ぎブラックマージンと言われる黒く見える継ぎ目が見えにくくしたり、歯周組織とのシーリング効果から歯周病や二次う蝕の予防効果も得られる特徴がありますので、審美性を目的としない補綴治療(クラウンやブリッジ、被せ物)にもBOPTコンセプトは特に有効です
 当院では歯周組織へアプローチできるBTAテクニックやBOPTコンセプトに注目し、早くから取り組んでおりました。 現在では、BTAテクニックの開発者、坪田健嗣先生が主催されておられる審美歯科BTA研究会の認定医として、また会の理事として歯科医師への普及活動も行っております。

新米パパ・ママ必見!妊娠中に増えるお口のトラブル

 

こんにちは。院長の西です。
11月23日は年内最後の祝日、
「勤労感謝の日」ですね。

 

文字からすると
「働く人に感謝する日」だと思われがちですが、
実はそれは少し違います。

 

 

この日は

勤労を尊び、
生産を祝い、
国民がたがいに感謝しあう日

つまり、
「『働くこと』そのものに感謝する日」なんですね。

 

 

今年最後の祝日を、
日頃がんばっているご家族や自分へのご褒美として
ゆっくり過ごしてみるのはいかがでしょうか。

 

 

 

さて、そんな「勤労」といえば、
近ごろは男女関係なく仕事をしている人が多く、
なかには、妊娠中でも働くお母さんもいらっしゃいます。

 

 

しかし、妊娠中の身体には様々な変化が起こるため、
今までのようにいかないこともたくさんあります。

 

そしてそれはお口の中でも同じ。

 

皆さんも、
「妊婦さんは、むし歯や歯周病になりやすい」
といった話を聞いたことはないでしょうか?

 

 

今回はそんな妊娠中に増える、
お口のトラブルについてご紹介します。

 

 

 

◆妊娠中はお口のトラブルの悪循環に注意!!

 

妊娠すると女性ホルモンが増加します。
実は、歯周病を引き起こす歯周病菌の中には
「女性ホルモンによって活発化」するものがあり、
歯周病のリスクが増大します。

 

すると、歯ぐきに腫れ出血がみられるようになり
さらに、お口の中がネバネバするなど
不快な状態になることが少なくありません。

 

 

また、ホルモンバランスが乱れると
「妊娠性エプーリス」という病気になり
歯ぐきに「できもの」ができることもあります。

 

 

 

これらはいずれも、
「痛み」「出血」を伴うため、
歯みがきしづらくなります。

 

すると、
お口の細菌がどんどん増えることになり、
歯周病がさらに進行して、
もっと腫れや出血がひどくなる…。

 

こうした悪循環になってしまうのです。

 

もちろん、細菌が増えれば歯周病だけでなく
むし歯の危険性も高まります。

 

 

 

 

◆母体だけじゃない!
歯周病は赤ちゃんにも影響が…

 

さらに、歯周病はお口の中のトラブルに留まらず、
赤ちゃんにも影響を及ぼします。

 

歯周病はお口の中だけでなく、血管内に細菌が入り込んで
全身に影響を及ぼします。

 

実は、妊娠中に歯周病になると
「低体重児・早産のリスク」が高くなる
ということが明らかになっているのです。

 

 

 

 

日々の歯みがきは、歯周病予防の基本!

 

ですが、
妊娠中はつわりがひどいと
歯みがきが難しいこともあります。

 

 

そんな時は、
・歯みがき粉の味を変える
・洗口液を使う

それも難しければ、
うがいをするだけでもいいので、
お腹の赤ちゃんを守るためにも
お口を可能な限り清潔に保つように
心がけてみてください。

 

 

 

 

 

◆妊娠中でも治療はできる?

 

妊娠中の歯科治療というと、
赤ちゃんへの影響を気にして
治療をためらうお母さんもいらっしゃいます。

 

しかし、病気を放置していると
お母さんのストレスが増えたり、
低体重児・早産のリスクが高まったりして、
かえって悪影響を与えることも。

 

そのため、しっかり治療するほうが
赤ちゃんにとってもお母さんにとっても、
確実にメリットがあります。

 

 

安定期に入れば、
ほとんどの治療を受けていただくことができますし、
麻酔やレントゲンなども
胎児にほぼ影響はありません。

 

 

 

また、安心してお産に臨めるよう、
妊娠初期と安定期には
歯科検診を受けましょう。

 

 

心配事などのストレスは溜め込まないように、
気になることがあればいつでもご質問ください。

 

西歯科クリニック
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ここまで見える!歯のレントゲン撮影

 

こんにちは。院長の西です。

10月31日は
毎年この時期になると色々なお店で
ハロウィンの飾り付けやお菓子、
仮装グッズなどが並び始めます。

 

かわいらしいオバケやカボチャから、
ちょっとリアルで迫力のある
吸血鬼やゾンビ、ガイコツの衣装まで様々。

 

見ているだけでも楽しげで賑やかな雰囲気が
伝わってくるような気がしますね。

 

 

ちなみに、当院では頻繁に
「ガイコツ」ならぬ
「骨」が目撃されます…

 

…といっても、
心霊現象でもなんでもなく、
レントゲン撮影のこと!

 

今回は、そんなレントゲン撮影で
私たちが「一体どんなことを診ているのか」を
ご紹介していきたいと思います。

 

 

 

◆見た目よりも実は深い?!
むし歯の大きさがよく分かる

 

むし歯治療は進行具合によって
治療方法などが大きく変わるもの。

 

ほんの小さな黒い点にしか見えないむし歯や、
一見何も問題がなさそうに見える歯であっても、
実は歯の中でむし歯が大きく広がっていることがあります。

 

肉眼で直接見ることのできない部分も、
レントゲン撮影ならしっかり調べられるので、
適切な治療を行うためにとても役立つのです。

 

 

他にも、
見つけることが難しい歯と歯の間のむし歯や、
「かぶせもの」の下にできたむし歯
レントゲンでは見つけることができます。

 

 

 

むし歯の見逃しをなくすことで、
早期治療につなげることができるのです。

 

 

 

 

◆知らない間に溶けている?!
歯ぐきの下の「骨」まで見える

 

歯は、歯ぐきの中の骨に支えられていますが、
歯周病が進むとその骨が溶けて
歯を支えられなくなり、
いずれ歯が抜ける原因に…。

 

 

 

歯周病は自覚症状が少ないため
ご自身ではなかなか気づくことがありません。

 

ですが、そんな歯周病も、
歯科医院で検査を受けていただければ
見つけることができます。

 

さらに、レントゲン撮影では歯ぐきの中など、
目に見えない部分も確認することができます。

 

歯周病による悪影響がどの程度まで及んでいるか
より詳しく把握して、
治療に役立てることができるのです。

 

 

 

 

◆隠れている歯も丸わかり!
これから生える歯の状態をチェック!

 

まだ生えてきていない永久歯がどういった状態か
といったことや、
歯ぐきの中に隠れた親知らずの有無も
レントゲンでチェックできます。

 

 

特にお子さまの場合、
まだ姿の見えない歯が
「どのような向きになっているか」
を知ることで、
周りの歯に悪い影響を与えないかなどを予測し、
今後の治療計画に役立てることができるのです。

 

 

 

◆思いがけず○○を発見…!
歯に関係なくてもしっかり確認

 

 

歯の治療のために撮影したレントゲンで、
患者さん自身に全く自覚がなかった
腫瘍などを発見する

というケースもあります。

 

私たち歯科で治療ができないものだとしても、
治療に適した外部の医療機関を紹介するなど
しっかりと対応させていただきますので、
ご安心ください。

 

 

 

 

 

このように、見た目だけでは分からない情報を
細かく伝えてくれるレントゲン。

 

レントゲンから得られる情報は、
正確な診断・治療につながり、
治療を早く終わらせることにもつながります。

 

ご不安なことや、分からないことがあれば
いつでもお気兼ねなくご相談ください。

 

これからも皆さんが安心できる治療を
心がけていきます!

 

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口呼吸はキケンがいっぱい!

こんにちは。院長の西です。
暑い夏が終わるとやってくる食欲の秋。
ぶどう、マツタケ、栗、サンマと
秋は収穫を迎える食材も多く
食べものがおいしい季節でもありますね!

 

ですが、

 

そんな「秋の味覚」を楽しめなくなるかもしれない
『悪習慣』があります。

 

 

旬の食材が増える実りの秋に備えて、
今回は味覚障害のリスクを高めてしまう
「口呼吸」についてお話させていただきます。

 

 

 

 

◆口呼吸と鼻呼吸の違いとは?

 

普段、私たちが無意識のうちに行っている呼吸法には
・口呼吸
・鼻呼吸
の2種類があります。

 

 

基本的に、哺乳類が行う正しい呼吸法は
鼻から吸って鼻から吐く『鼻呼吸』で、
口呼吸を行うのは人間だけです。

 

犬が「ハアハア」と
口で息しているのを見たことがあるかもしれませんが、
あれは『パンティング』といって、
汗をかけない代わりに
体温を下げようとするときなどに見られる行動。

 

酸素はほとんど肺に送られていないようで、
正常な状態であれば、やはり鼻呼吸を行っているのです。

 

人間が口呼吸を獲得したのは、
言語を発するようになった影響だといわれています。

 

 

しかし、
口呼吸はあまり良い呼吸法とは言えません。

 

口呼吸をしていると冷たく乾いた空気とともに、
細菌やウイルスなどの異物が直接肺に入ってしまうため、
鼻呼吸に比べて、病気にかかりやすくなります。

 

 

 

 

 

◆口呼吸はむし歯や歯周病の原因に…

 

口呼吸による影響は、それだけではありません。

 

 

本来、お口の中の「だ液」は、
細菌や汚れを常に洗い流してくれています。

 

しかし、
口呼吸を続けていると
だ液が少なくなり乾燥状態に。

 

それによって
むし歯や歯周病の原因菌が
繁殖しやすく
なります。

 

 

むし歯が進行すれば、
ズキズキとした耐えがたい痛み
に襲われますし、
むし歯が神経に達すると神経の治療も必要になります。

 

また、歯周病は気づかないうちに進行しやすく、
放置していると
歯が抜け落ちるほど重症化してしまうことも…。

 

 

 

 

◆口呼吸による、さらなる悪影響

 

口呼吸による影響は、他にもたくさんあります。

 

・口臭の原因になる
・歯並びが悪くなる
・味覚障害を引き起こす
・いびきや睡眠時無呼吸症候群の原因になる

 

このように様々なトラブルを招くため、
口呼吸をしている方は、
ぜひとも鼻呼吸に改善していきましょう。

 

 

 

 

◆「あいうべ体操」で脱!口呼吸

 

それでは、実際に口呼吸を改善するためには
どうすればよいのでしょうか?

 

専門の治療を受けたり、
矯正器具を使うといった方法もありますが
まずはご自宅でも簡単にできる
「あいうべ体操」をご紹介したいと思います。

 

1.「あー」と口を大きく開く
2.「いー」と口を大きく横に開く
3.「うー」と唇をとがらせ、口を強く前に突き出す
4.「ベー」と舌を突き出し、下に向けて伸ばす

1~4を1セットとし、
毎食後に10セット繰り返します

 

 

 

 

舌や口周りの筋肉を鍛えることで、
口が不意に開くことを防ぎ、口呼吸の改善の他、
いびきや誤嚥(ごえん)の予防効果も期待できます。

 

ぜひ毎日の習慣にしてみてくださいね。

 

 

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歯の根の再治療

木津川市城山台 西歯科クリニックの院長の西です。

前回、お伝えしましたように、マイクロスコープ(歯科用手術用顕微鏡)を導入し、運用を始めました。

 

当院の治療の20%以上を占めているのが歯の根の治療(根管治療)ですが、マイクロスコープは根管治療への使用が最も多く、またマイクロスコープが最も生きる治療でもあります。

マイクロスコープがあったからこそできたいう治療がありますが、そのような症例を一つご紹介します。

前医で根管治療を施術されておられた方ですが、残念なことに、根の周りに炎症再発し再根管治療が必要になりました。根の中に前の治療で充填されていたものをがんばって取り除きましたが、先端にまだ残っています(写真上、根の先に写っているの白い短いもの)、CT(下写真)を撮影してみると、根の中ではなく、外に出てしまっています。 炎症の感染源の一つとなってしまっているので再治療の成功率を上げるには古い充填物の除去は必須なため、完全除去を試みました。

 

マイクロスコープで観察しながらいろいろな器具や薬剤を用いて・・・

.

無事除去できました。 肉眼での除去はほぼ不可能と言ってもいいでしょう。

この後は根の中を消毒する根管治療を続け、MTAセメントと言われる抗炎症抗菌作用の強い薬剤を充填して治療を終了し、被せ物を作っていきます。  MTAセメントは近年開発された薬品で、抗炎症作用や抗菌作用が強く、このような根管治療や神経を保存する治療に用いて、めまぐるしい成績をあげている薬剤であり、当院でも使用しています。

(MTAセメントは健康保険適用ではありませんので、MTAセメントを使用した治療は自費診療となります)

マイクロスコープ(歯科用手術顕微鏡)を導入しました。

カメラ用のレンズで有名な、ドイツのカールツァイス社製マイクロスコープを導入しました。

新型コロナによる生産の大幅遅れにより、予定の納期より相当遅れてしまいました・・・

 

これまでも、歯の根の治療や高度な精度が要求される自費補綴物など、精密な治療が必要とされるものに拡大鏡を複数使用しておりましたが、さらに高い倍率で見ることができるようになります。

 

 

見るだけなら使用可能ですが、アクセサリー部品の供給が遅れており、画像の保存を行ったりすることがまだできず、本格運用はもう少し先になる見込みです。

 

価格はしますが性能が良くマイクロスコープを使用した歯科治療をされる先生に最も人気のある同社の製品ですが、木津川市では初導入とのこと。

本格運用開始しましたら新しくブログに書こうと思います。

院内感染対策マニュアルを新規改訂しました

木津川市城山台 西歯科クリニックの院長 西です。
新型コロナウイルスや自動洗浄消毒機「ミーレ」の導入など、院内の感染対策に大幅なアップデートがあったため、感染対策事業を専門とする院外の機関にご協力いただき、当院の感染対策マニュアルを新たに作成しました。 同時にスタッフに対する当マニュアルについてのレクチャーも行いました。
 
 
器具の消毒滅菌作業や診察室内の消毒作業など、本マニュアルに従い実施しております。