日本口腔インプラント学会に参加してきました

木津川市城山台の西歯科クリニックの院長、西です。

9月17日、18日とお休みをいただきまして、衛生士の西有紀江と、名古屋で開かれました日本口腔インプラント学会・学術大会に参加してきました。 臨時休診とさせていただき、ご迷惑をおかけいたしました。 私が大学の口腔外科の医局に入局後、発表のために出席して以来、時々欠席しながらも毎年学術大会には参加しております。

当院では現在、インプラント治療は行っておりませんが、今までの勤務先でインプラント治療は行っておりましたし、近年、インプラント治療には必須と言われるようになったCT撮影装置も導入しておりますので、近い内には当院でも導入を予定しております。

インプラント治療は「植える」ことよりも、その維持メンテナンスが重要であると、近年のテーマから強く実感いたします。 当院でも導入にあたり、メンテナンス体制の整備を同時に勧めなければならないとの思いを強くし、会場を後にしました。

「子供の歯が生えてくるのが遅い」というご相談

木津川市城山台の西歯科クリニック院長の西です。

開業してまだそれほど間もない当院ですが、タイトルのような相談をされる親御さんが結構おられます。

 

周りのこども達と比べて、遅いのではないかと心配される気持ちはよくわかります。ですが、大きい子、小さい子がいるように、成長は個人個人の差が大きく、同様に歯の萌出も個人個人の差が大きいものです。

「いつか生えてくる」とゆったりとした気持ちで待つことも必要です。

歯の生えるところを触って(歯槽堤)、膨らみがあれば、そこには歯がありますので、ゆっくりと出てくるのを待ちましょう。

生えるのを早くする薬や方法はなく、ただ見守ることしかできません。そのうち出るよとゆっくり構えましょう。

 

ただし、以下の場合の時などでは何かの問題がある生えてきていない場合があります。

1.反対側の同じ歯は生えているのに、一本だけがなかなか出てこない。

2.生える場所を触っても、中に歯があるような膨らみがない。

以上の場合は何らかの原因があり生えてこない可能性があります。

1の場合は、歯が生えるスペースがなかったり、腫瘍性の病変が邪魔をして出てこないことがあるため、精査をし、原因があるならばそれを取り除けるか検討します。

2の場合は、単に遅いだけの可能性もありますが、もし歯がなかったとしても、無い歯を作る薬や方法はこれもありません。ゆったりと成長を見守り、無いことによる不都合があるようなら、それに対応する処置を検討します。

どちらの場合でも、確認のためレントゲン写真を撮ることがありますが、小さいお子様の場合、レントゲン撮影はたいへん困難で、撮影できないこともよくあります。

 

永久歯への生え替わりも同じく、個人個人の差が大きいものです。

焦らずに。 待ちましょう。

ただ、永久歯への生え替わりの場合は、何かしらの原因の存在が疑われますので、あまりにも遅い場合はご相談ください。

当院では「歯科外来診療環境体制」の認定を取得しております

西歯科クリニックは、厚生労働省より「歯科外来環境体制加算施設」として認定されました。

当院が、診療時の清潔な環境の提供、院内感染対策、救急時の安全対策、安全管理などについて、国が定める基準を満たし、申請することにより認定されるものです。

これからも、安全・安心な診療環境を提供できるよう努力してまいります。

なお、厚生労働省が定める施設基準は以下のようになっております。



1 歯科外来診療環境体制加算に関する施設基準

(1) 偶発症に対する緊急時の対応、医療事故、感染症対策等の医療安全対策に係る研修を修了した常勤の歯科医師が1名以上配置されていること。

(2) 歯科衛生士が1名以上配置されていること。

(3) 患者にとって安心で安全な歯科医療環境の提供を行うにつき次の十分な装置・器具等を有していること。

ア 自動体外式除細動器(AED)
イ 経皮的酸素飽和度測定器(パルスオキシメーター)
ウ 酸素(人工呼吸・酸素吸入用のもの)
エ 血圧計
オ 救急蘇生セット(薬剤を含む。)
カ 歯科用吸引装置

(4) 診療における偶発症等緊急時に円滑な対応ができるよう、別の保険医療機関との事前の連携体制が確保されていること。

(5) 口腔内で使用する歯科医療機器等について、患者ごとの交換や、専用の機器を用いた洗浄・滅菌処理を徹底する等十分な感染症対策を講じていること。

(6) 感染症患者に対する歯科診療について、ユニットの確保等を含めた診療体制を常時確保していること。

(7) 歯科用吸引装置等により、歯科ユニット毎に歯牙の切削や義歯の調整、歯の被せ物の調整時等に飛散する細かな物質を吸収できる環境を確保していること。

(8) 当該保険医療機関の見やすい場所に、緊急時における連携保険医療機関との連携方法やその対応及び当該医療機関で取り組んでいる院内感染防止対策等、歯科診療に係る医療安全管理対策を実施している旨の院内掲示を行っていること。